一般社団法人岐阜県美濃柴犬保存会について
概要
一般社団法人岐阜県美濃柴犬保存会 は、岐阜県原産の希少犬種「美濃柴犬」を守り、後世へ伝えていくことを目的として 昭和51年(1976年)に設立 された法人です。
美濃柴犬は昭和12年(1937年)に岐阜県の天然記念物に指定されており、全国的にもきわめて頭数の少ない貴重な犬種です。
当会は、この犬種の保存と普及を使命とし、繁殖・登録・品評会の開催、啓発活動などを通じて、美濃柴犬の保護と健全な発展に取り組んでいます。
目的
美濃柴犬の血統保存と繁殖の適正管理
品評会や講習会を通じた普及・啓発活動
愛好家および飼育者の育成・支援
地域文化財としての美濃柴犬の継承
行政や関係機関との連携による保存事業
主な活動
組織
当会は、理事・役員を中心に運営されており、会員の協力のもと保存事業を推進しています。
会員制度を設け、幅広い方々にご参加いただける仕組みを整えております。
理念
私たちは、美濃柴犬を単なる「犬種」としてではなく、岐阜の自然と歴史が育んだ文化的遺産と捉えています。
美濃柴犬は、古来より人々の暮らしと密接に結びつき、里山の風土と共に育まれてきました。その存在は、単なる愛玩や狩猟の道具にとどまらず、地域の人々の生活・文化・精神を映し出す象徴でもあります。
しかし、時代の移り変わりと共に飼育頭数は減少し、存続の危機に直面した歴史があります。だからこそ、私たちはこの犬を守り、次世代へと継承する責任を担っています。
一般社団法人岐阜県美濃柴犬保存会は、血統の保存・繁殖の健全化・普及啓発活動を通じて、美濃柴犬の価値を広く社会に伝えていきます。
それは単なる犬種保護ではなく、岐阜の誇りを未来に残す文化的使命であると考えています。
地域の宝である美濃柴犬を次の世代へと確実に引き継ぐこと。
それが、私たちの揺るぎない理念であり、活動の原点です。